今日は珍しくゲームのお話をひとつ。
ヒミツはあまりゲームに興味がないです。
しかし、母親のかずちゃんはゲーマーです・・・。ちなみに60歳・・・。
(バイオハザード3時間内クリアは楽勝の人です。好きなソフトはRPG全般からアクション系。しかし強烈な方向音痴なので、画面を見てヒミツがナビをしてます・・・かずちゃん一人でダンジョンなんて入ったらどんなに簡単な迷路でも2時間は軽く出てこれないのです。最近ではネットで攻略を調べてもらうためにダーリンも巻き込まれています)
まぁ、かずちゃんの話はおいておいて。
先日、そのかずちゃんが新しいゲームを購入。
それが・・・、
- ソニー・コンピュータエンタテインメント
- ワンダと巨像
【ワンダと巨像】→(参照) (音が出るので注意!)
いやぁ、もう、すごいゲームです。いろんな意味で・・・。
簡単に説明すれば、
死んだ恋人を生き返らせるために、主人公ワンダは愛馬に乗って禁断の地へ。
そこで天からの声で巨像をすべて倒せば恋人は生き返ると告げられる。
それを信じたワンダは非力な剣と弓矢と愛馬を頼りに天の声の指示で次々と巨像を倒す。
こんな感じなのですが・・・。ホントにこれだけなのです。
ものすごい綺麗なCG。
でも広大な土地には人も町もお店もない。
ついでに移動中の音楽もない。
アイテムも木に実った果物と地を這うトカゲだけ。
地味・・・。
しかもこのゲーム、光と影の演出にこだわっているらしく、大変綺麗で癒し系DVDみたいな映像なのですが暗い所に入るとヒミツ家のテレビでは蛍光灯が反射してなんにも見えない。しかたなくワンダをやるときは部屋の電気を消す。
暗い・・・。
暗闇の部屋で、唯一の体力と腕力が上がるアイテムの果物や白トカゲを必死に探す。
やたらと出没する黒いトカゲ(実際に腕力があがるのかは不明)をせっせせっせと追いかけて集めてはほくそ笑む。なんだかゲームの目的を忘れて果物探しに没頭すること1時間なんてことはあたりまえ。
侘しい・・・。
しかし、このゲームが無茶苦茶盛り上がるのはタイトル通り、巨像と戦う時。
静けさから一転、なんつーか、豪勢だけど寂しく悲痛な音楽がガンガン流れる。(公式サイトの「巨像」参照)
さっきまでの静けさはなんだったのか?!
そして巨像の弱点を探り、自力でしがみ付いてよじ登り、倒すのです。
なんか2体目くらいまで、静かに生活していた巨像を倒すってのが理不尽でいや~な気分です。
哀しい・・・。
倒す→アイテム探し→次の巨像先へ移動→倒す
見事にこの繰り返し。
もしくは、
倒す→アイテム探し→迷子→意味なく鳥を追ってみる→さらに迷子→次の巨像先へ移動なんてどうでもよくなる→トイレに立つ→お茶を入れる→熱湯で入れたのでカテキン多めで苦い→でも健康にいいような気分→そういえばみのもんたが血液がどうのって言ってたなと思い出す→ふと画面を見る→ゲーム再開
まぁ、つまりはのんび~り、まった~り出来るのです。
一番の見所は巨像は本当に大きい!とちゃんと思わせる演出やカメラアングル。
踏まれそうでドキドキ。
そしてワンダのリアルな動き。
巨像に追われて操作するヒミツが慌てるとワンダも慌てる。慌ててつまづく。吹き飛ばされて立ち上がる時の痛々しさとひたむきさ。そのリアルな動きでワンダというただのゲームキャラに感情移入しました。
シンプルが面白い。
映画のようなゲームです。
ラストはう~む・・・と考えさせられる内容。
納得いかない人も多そう。スカッとしないラストだからこそ映画みたいなのかな。
(明日にでもこそっとネタバレします)
秋の夜長にぴったりのゲームです。
ついでなので次回は同じ製作チームが作った【ICO】を語りたい。
いや、語らせろ。(ハマッている・・・)
ではまた。